活動レポート

日野川流域交流会や構成団体「川の駅」のイベントなどの活動を報告します。

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2005年8月9日掲載

わくわくリバー・カヤック体験コース

わくわくリバーでみんな大満足のカヤック体験!
2005年8月6日(土)わくわくリバー・カヤック体験コースが、アカタン砂防フィールド・ミュージアム(リトリートたくら近く)で開催されました。開催当日は、親子合わせて30名ほどが南越前町内・外から集まり、たくさんの緑と夏の陽射しの中でアカタンの自然を満喫しました。
今回のカヤック体験の講師は、森の熊さんこと西村誠先生で、カヤック初体験の参加者たちには”大丈夫!安心しなさい。私に任せなさい”という心強い先生のことばがかけられ、またニコニコの笑顔で振る舞いながら和やかなスタートなりました。
image3そして一転、次にビデオ上映でみんなが見たものは激流を突き進む1艇のカヤック!子供たちの目にはどのように映ったことでしょう。コワイっと思った子もいたかも。でも、道具の説明やカヤックの漕ぎ方などやさしく、丁寧に教えて頂きました。

IMGP0151-2次に待ちに待った川での体験。川に入る前には、しっかりと準備運動をして、注意事項にも耳を傾けました。短い間ながらも”自分のことは自分でやる”、”自分の安全は自分で守る”などといった基本姿勢も教わりました。
IMGP0129-2

カヤックに乗り込んだ子供たちは、最初は恐る恐るゆっくり進んでいましたが、次第に緊張がほぐれ、時間を忘れるぐらい夢中に川での体験を楽しみました。

最後に西村先生と、フィールド整備やバックアップにご協力いただいた「アカタン川人クラブ」、「田倉川と暮らしの会」、「南条エコリバークラブ」、「環境文化研究所」の皆さんと挨拶を交わし講座を終了しました。

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2005年7月26日掲載

川ガキの川流れ・魚採り 体験コース

川ガキの川流れ・魚採り 体験コース!
夏本番! 今年は水辺の体験活動を実施しました。
日時:平成17年7月23日(土) 13:30~15:30
会場:アカタン砂防・フィールドミュージアム(南越前町古木 田倉川)
小1~小6とご父兄を合わせて30名ほどの参加者がありました。
当日は、曇り空で少し肌寒い気候でしたが、大人も子どももとても楽しそうに活動していました。
050723_P001はじめに田中けんじさんからアイスブレークとしてプロジェクトWETのアクティビティ「青い惑星」を行いました。地球儀のビーチボールを使ってトスをして自己紹介をしながら地球上の水と陸の割合を調べました。
050723_P002気持ちも解れたところで、面谷啓一さん(アカタン川人クラブ)の投網の実演を見学してから、いよいよ川に入りタモを片手に生き物を探しました。生き物の棲みかを内緒にしましたが、全員が川岸の草の下あたりを探り出し、あっという間に魚の稚魚やトンボのヤゴなどを捕まえてました。スゴイ!
050723_P003用意した水槽には生き物が一杯になり、伊藤武男さん(田倉川と暮らしの会)から、捕まえた生き物の話をしていただき、熱心に耳を傾けていました。なんと、伊藤名人はアユをタモで2匹も捕まえてました!
捕まえた生き物を川に戻して、次はいよいよ川流れ。
050723_P004PFD(川のライフジャケット)とヘルメットを着用して川の上流へ向かい、緊張しながら初めての川流れ。田中けんじさん(RACリーダー)から川の流れ方を教わりながら、足を下流に向けて浮かせながら流れました。ぐるぐる回転したり、鬱むせになっり、エディー(流れが逆流するところ)に入って流れなかったり。ちょっと寒かったけど、何度も挑戦していました。実は、お母さん方もかなりはまって、何度も流れてました。 川遊びに年齢は関係ないものですね。
最後にスローロープを使って、溺れている人を救助する訓練も行って、何とか救助できました(狙いを定めてロープを投げるのって、結構むずかしかった…)。

川で遊ぶ子どもたちを「川ガキ」と呼んでいますが、今回は大人も一緒になってすっかり「川ガキ」になってました。川は自然豊かな絶好のフィールド。水の大切さと危険を知り、みんなで遊ぶのはとっても楽しいですね。

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2005年7月13日掲載

人と川とのいい関係・フォーラムin2005 報告

人と川とのいい関係・フォーラムin2005
「福井豪雨あれから一年 川に問い、山に聞く。」

2005年7月9日(土)13:30~16:00 今立町生涯学習センターで開催しました。
参加者は220名
P1040446
開会ご挨拶
【木津進行役】
(社)近畿建設協会の支援を受けて実施したことを紹介する。
【辻岡今立町長挨拶】13:35
被災後1年災害対策におわれてきて感じたことは、変化してきた社会環境や生活圏と人以外の自然環境圏との折り合いがつかなくなったことに要因があると思う。福井豪雨を貴重な体験として今後活かしていきたい。昨年福井豪雨直前に町内の山地でヒダサンショウウオの生息を発見した。まもなく豪雨で生息地が流されたがその後再び生息を確認できた。人の誕生前から生息しているサンショウウオは、進化と共に生きる知恵を持っている。人と生物がいい関係、いい折り合いを大切にして行くことである。福井豪雨後1年を経過して人と生物の共存と未然の防止策を話し合い学びたい。
【基調影像】DVDにて放映30分
dvd「あすは夏越-福井豪雨の4時間半-」
2005年28分
制作:田中保士/演出・聞き手:渡邊光一
撮影・編集:東正一郎/ナレーション:飴田彩子
資料提供:気象庁、国土交通省近畿地方整備局足羽川ダム工事事務所、福井ケーブルテレビ会社、福井県今立土木事務所、前田正治、森永泰造、池田町、美山町/協力:蔵作の皆さん、福井市映像文化センター
企画:日野川流域交流会

フォーラムの発言要旨 14:20~16:00
「福井豪雨 あれから1年「川に問い、山に聞く。」
P1040454
【山内取材・進行役】
映像を見ていると、昨年取材に駆け回った被災地を昨日のように思い出します。蔵作、下池田、そしてここ今立町。どこも一面、茶色、泥とほこりの世界でした。これほどの広大な被害を受けた古里がどうやって元に戻っていくのか、当初は想像すらつきませんでした。あれは発生から3日目の朝でしょうか。今立町ボランティアセンターの立ち上げに訪れたとき、ふくい災害ボランティアネットある幹部の女性が悲鳴を上げるように駆け寄ってきました。そう、学校の先生の細川かおりさんです。「被災者は大変です。家が傾き、破壊され、ぼう然としています。もっと今立のことも報道して。そして、ボランティアがどんどん来てくれるように。お願い」。祈るように話していたあの言葉が心に焼き付いて離れません。
あれから1年。現在1面で掲載しております1周年の連載企画の取材で、あらためて被災者の方々を訪れています。いろいろお話をうかがっておりますと、被災者の心の中には、今も深く傷跡は心に刻まれていると感じております。しかし、そういった中にもわれわれは、着実に復興の道のりを歩んでいかねばなりません。その道筋を考えるに当たり、あの災害の教訓は何だったのか。川や山は、自然はいったい何を訴えかけていたのか。1年を契機に、もう一度腰を据えて考え、ここにおられる皆さんの体験、ご意見をうかがいながら、よきヒントを導きだしていければと考えております。
そうしたことから、今回の私の位置付けはコーディネーターといった呼び方ではなく、聞き役、みなさんを代表する取材者といった視点から進めさせていただきたいと思っております。どうぞ会場の皆さんも、ご自由に発言してください。また、ご意見をうかがわせていただくこともあろうかと思います。どうぞよろしく、お願い申し上げます。
【高松】
当時は集落全部が流れて無くなると思った。県内外のボランテアのおかげで1年経って復旧し、災害があったと思われない復旧である。水道の復旧が早く効果的であった。
ボランテアが毎日300~400人多い日は500人に及んだ。毎日の受け入れと作業の指図がとても効率よく行われた。蔵作は泥でなく岩石、石が家屋内や敷地に流れ込んでいる。スコップや1輪車では歯が立たない。そこで岩石や石を1個ずつ手で運び出した。気の遠くなるような作業と思われたが、見事に運び出してしまった。とても暑い日の作業は15分ごとの交代で休息をとりながら整然と安全な作業が行われた。
住民の絆が力を発揮した。ババーズに象徴される集落の団結力である。砂防堰堤7基が入ってきたが、つぶれ地(用地)提供を快く協力してくれる。
森林組合に従事する関係から、収入源を多くすることが課題だ。そのために炭を作り、植林化してきた。スギ植林が悪者扱いにされているが、適地適木が必要だ。
災害の後イワナが生息しているのを見つけた。
【江端】
住民は当日早朝から公民館に集まっていた。恒例の社会奉仕の日である。降雨が激しくなり、白いカーテンがぶら下がっているような轟音と豪雨を古老たちは初めて体験した。
8時半役場に連絡撮ったが電話は不通、携帯電話は圏外。10時過ぎ若い住民3人が状況を見に山を下ったがとても通れる状態でなく、金見谷入り口の橋に流木が山ほど引っかかっていた。今度は谷口へ林道を見に行った。
役場の対応が待っていられないので、自分たちの道は自分たちで確保しようと相談した。集落は老人が多かったが、軽トラックが通れる道を確保して避難した。
山が深いところは陽が当たるように管理すれば、水田に必要な水は確保できる。災害が少なくなると川は曲がりくねっていたのに真っ直ぐに整備して、余り地を田んぼにしたところは全部流失した。川整備は無理をしないで、自然に保たれた地形に合った整備をすべきだ。
山の管理を丁寧にすべきだ。集落では昔から木挽きして板にしていた。早めに枝打ちをしてきた。
川にヨシが増えてきた。親しみやすい川にしてほしい。昔はマスが金見谷の堰堤まで上って来ていた。
【奥田】
大滝住宅や紙漉工場170戸中108戸が被害を受けた。神宮川、岡本川が溢れ道路が川になった。大滝の対策本部の設置は早く、ボランテア受け入れは翌日から行われた。毎日50~60名のボランテアが来てくれた。
最初は各戸から出されたゴミは分別せず処分したがすぐに分別を始めた。そのような素早い対応で10日間で終わった。
砂防ダムの近くに公園を作りそこに森をつくっていきたい。大滝の神宮川沿い改修によって潤いの空間にしていきたい。災害のない町づくりにがんばっていきたい。川にゴミを投げないようにします。
【渡邊】
P1040479大雨でなく滝と大風が凄かった。棚田の放棄ちのスギ造林が総て流木となった。棚田は減災の知恵と思われる。水を蓄える機能と排水機能とダム機能を有している。災害は忘れた頃にやってくる。日本(東洋)はヒマラヤから季節風が毎年やってくる。半年ごとに禊祓(みそぎはらい)儀式があったが、暦を忘れてしまった。大滝はごみの処理と対策本部立ち上げ、蔵作はボランテア作業と水道管の素早い復旧、横住は住民連携が目立った。
アリやハチは集団で家を直す。大滝神社の社叢林のブナ樹林は、今年が6年に1度のブナの実の豊作で350年生きている。3代で1000年生きる。河川の総延長1200もあり、行政だけでは無理。防御ではなく減災の工夫を取り入れた新たな流域づくり政策に転換すべきだ。
【名津井】
自然環境や河川行政が変化している。年間雨量が減っている。気温が年1度ずつ上昇している。水害被害が平成10年から10倍に急増している。河川行政も明治9年治水、昭和9年治水と利水、平成9年治水と利水と環境と総合的な河川行政に変化してきた。
災害を最小限にするためには、住民の連携が大事だと思う。管理河川延長1200kmの川の行政には限界がある。機動力にも限界がある。現在降雨後3時間後の予測を伝達する仕組みを急いでいる。
地元は、ボランテアの動ける仕組み、地元のリーダーが行政と連携していく仕組み、組織づくりをしてほしい。
一定規模以上の雨量がいつかくると予測しているが、これに対応した整備は、何倍もの川幅にしなければならない。それは無理である。工業団地などの開発に対応しきれなかった。  水海川のような樋河川(谷を見ると川に沿って同じ幅の平地がある)はまれで、殆どが熊の手のような地形なので、降雨は早く流れ出るので早めに対策をとる必要がある。
河川整備を単一化しすぎてきた。今後は自然に近い災害の少ない川づくりをしていきたい。それには住民の合意形成が必要となる。
【山内】
東京湾と鹿児島湾のどちらが多くの魚が生息しているか会場に聞いたところ、東京湾に多くの手が上がった。川の多い東京湾と川のない鹿児島湾の比較に有るように、川の恵みこそ重要である。21世紀に向け、100年かけて災害復旧から、よりよい水の循環までつなげていこうとするなら、復旧に携わるわれわれが、将来を見据えて出発していかねばならない。
そして、あるべき次の災害に備えないといけない。川に問い、山に聞きながら、先人から受け継いだ減災文化をいかに将来へつなげていくか。みなさんが歩み出す上で、きょう出た内容が、よき参考になればと願っております。よき古里の発展をお祈りして。
閉会ご挨拶
【木津】自助、協助がこれからの地域社会づくりの原動力になる。鞍谷川ワークショップは子や孫のために人と自然の共生していきたい。
――――――――――――――
記録整理責任 田中保士

(さらに…)

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2004年8月23日掲載

第4回「川に学ぶ」体験活動全国大会in日野川流域

川に学ぶ体験活動全国大会が、日野川流域で開催されました。
全国から、多くの参加者が見えられ、環境体験活動を通して課題を見いだし、共有し、普遍的方向性を見いだしていくために開催されました。
公開したいことは山ほどありますので、詳しくは報告書をご覧下さい。
川人(かわど)の夜祭りでの郷土料理や盆踊りは楽しかった~!
Report.pdf(1/3)ファイル 3.02MB
report_02.pdf(2/3)ファイル 2.74MB
report_03.pdf(3/3)ファイル 2.16MB

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2004年7月4日掲載

『川と人とのいい関係-サクラマスの駅伝-in日野川2004フォーラム』 

『川と人とのいい関係-サクラマスの駅伝-
in日野川2004フォーラム』 の開催
■ 2004年7月4日 13:30~15:30 武生商工会議所 
主催:日野川流域交流会、川に学ぶ活動全国大会in日野川流域実行委員会
後援:武生商工会議所建設業部会、福井県、国土交通省近畿地方整備局
■ プログラム
13:30 開 会
     日野川流域交流会推進委員長/田中保士
13:35 「サクラマスの駅伝」活動報告
      日野川流域交流会推進委員会事務局/品川 勉
13:50 川の駅活動報告と意見交換
 ①「住民と産学官でのユスリカ退治奮闘記」
      御清水川を愛する会 代表/前田照美
 ②「鞍谷川の現状と課題を考える」
    鞍谷川ワークショップ 代表/木津勇二
 ③「現状の河川環境の中で生き物と共生する方法」
    河和田自然に親しむ会 代表/谷口真栄
オープニングVTR 全国大会へのプロムナード
15:00 みんなで盛り上がろう!
全国大会「川人の共感」のおもてなし
 ① 全国大会の意気込み
本大会開催まで、もう間もなくです。
ここで、本大会の実行委員長の廣部より熱いメッセージをお届けします!
実行委員長/廣部英一
 ② ファシリテーターのビデオ映像紹介
大会を盛り上げる4名のファシリテーターをご紹介いたします。今回のファシリテーターは、みなさんの分科会の活動のより良い進行と理解を深めるためのサポートの役割をお願いしています。なお、このファシリテーターの方々は、2日目のパネルディスカッションにおいてパネラーにもなっていただく予定です。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
★高津琴博氏(たかつ・ことひろ) (福井県大野市)
「NPO法人田んぼの学校」越前大野学校長 
   ※当日出席し紹介した。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
★北川健司氏(きたがわ・けんじ)(岐阜県岐阜市)  「NPO法人広域防災水難救助捜索支援機構」副理事長
「川に学ぶ」体験活動全国大会が、私の住む岐阜のおとなり、福井県で開催される事を喜んでいます。
会場で知り合いになって、是非岐阜にも遊びに来ていただきたいとおもっています。
(岐阜のいいところ紹介しますよ)
日野川には多くの活動団体が集い、活発な活動がされています。地元のみなさんとの交流や情報交換を楽しみにしています。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
★千葉よう子氏(ちば・ようこ)(北海道帯広市)
「帯広NPO28サポートセンター」理事長
「子供にとって川は生きた教材。自然環境を知ることはその土地の文化・生活を知ることになる。川の専門家が増えれば、必ず教育にもプラスになる」と訴える。
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★平野憲司氏(ひらの・けんじ)(大分県南海部郡)
「NPO法人広域防災水難救助捜索支援機構」
私たちは、川での事故防止の啓蒙活動や災害時や事故の捜索活動を行なう、NPOとして活動しています。
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
■全体プログラムへのご案内
実行委員会企画・運営部/田中謙次、上木正行
 ③ A分科会へのご案内/渡邊光一
 ④ B分科会へのご案内/伊藤喜右ェ門
 ⑤ C分科会へのご案内/石川君代
 ⑥ D分科会へのご案内/谷口義幸
 ⑦ 予算の審議 廣部実行委員長
 ⑧ 決起「がんばるぞ!エール三唱」
「川の駅」のみなさん!たのしく、
真心を込めて全国の「川人」と
体験を通して共感し心に
残るおもてなしをいたしましょう!
8月21日22日の大会本番で
お会いしましょう!
15:30 閉 会  
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
□ フォーラム・テーマ 
  『川の駅のおもてなし「川人の共感」』
全国の私たちと同じ理想で活動している「川人(かわど)」たちが日野川流域にやってくる。「川の駅」が、日頃主体的に取り組んでいる「川に学ぶ体験活動」に参加し、共に体験する。この友好的交流体験から、課題を掘り起こすとともに共有化をはかり、真に「川に学ぶ社会」の実現をめざす方向性を見つけだしたい。
□推進委員会主催要旨
川と人とのいい関係「サクラマスの駅伝」 フォーラム in 日野川も早4回目を迎え、地道な活動成果が確実に表れている。これは、川の駅活動団体の方々、専門家の皆様、そして行政のパートナーシップのいい関係が緩やかに実ってきた成果だと信じている。昨年度の3活動の成果を報告する。
1.新しい川の駅が今立町鞍谷川で誕生した。
2.日野川河道内の樹林を伐採するための住民と行政と自然保護団体との合意形成に役立つ活動行った。
3.サクラマスやアユが遡上できる2カ所目の魚道の改修工事が行われた。
そして今年度に入り3活動成果を報告する。
1.文部科学省と国土交通省及び環境省の「子どもの水辺推進会議」プロジェクト「子どもの水辺サポートセンター」に、3つの 「子どもの水辺」 を登録しました。
①今庄町田倉川に「アカタン川人クラブ」
②南条町日野川に「南条エコリバークラブ」
③武生市浅水川に「トミヨの棲む治左川清流」
です。
それぞれの水辺には、教育委員会と河川管理行政そして市民団体が構成員となって、水辺に子どもたちの賑わいを実践していくこととなった。
2.川の駅「田倉川と暮らしの会」が活動している「アカタン砂防フィールドミュージアム」の歴史的砂防施設9基が登録有形文化財に登録された。
3.福井県で初めての「川の初級指導者養成講座(第1期)」を開催した。県外からも含めて28名の川に学ぶリーダーが誕生した。
以上のような活動が全国の川人に伝わって、いよいよ、川に学ぶ活動全国大会開催へと向かことになった。
「サクラマスの駅伝」は勢いついてきた感がある。私たちはさらに流域間の活動交流を深め、全国の川人たちとも連携しながら、体験や知識を蓄積していきたい。そして真に「川に学ぶ社会の構築」を目指していこう、と呼びかけた。

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