今年の10月下旬ごろ、日野川流域の支流河川上流を遡上するマスの撮影に成功しました!
昨年も遡上していたマス、2年続けて目視確認できました。
魚道を登らない、落差工がバリアとなる、流水量が減少している等サケやマスが遡上する上で障害となることが多い中、魚道の改修など「サクラマスの駅伝」活動の効果もあってか、源流近くまで遡上するようになりました。
昔は、もっと多くのマスが遡上していていたようで、地元の方も懐かしがったり珍しがったり。その様子を地元の子供たちと一緒に観察し、魚の産卵について教えていました。
このような上流の里は雪深く、住むには困難があるように思われますが、実は人間が生きるための川や山からの資源が実に豊かであります。下流域の平野部にほとんどの資産と人口が集中していますが、里の暮らしが人間の住環境に与える好影響は、近年海外でも注目され、日本各地の里山に多くのインバウンドが押し寄せています。
里の暮らしから得られる恩恵と叡智。里から学ぶべきことがたくさんあるよ!と言わんばかりに、マスが戻ってきているようにも思えます。