投稿者「環境文化研究所」のアーカイブ

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2004年7月4日掲載

『川と人とのいい関係-サクラマスの駅伝-in日野川2004フォーラム』 

『川と人とのいい関係-サクラマスの駅伝-
in日野川2004フォーラム』 の開催
■ 2004年7月4日 13:30~15:30 武生商工会議所 
主催:日野川流域交流会、川に学ぶ活動全国大会in日野川流域実行委員会
後援:武生商工会議所建設業部会、福井県、国土交通省近畿地方整備局
■ プログラム
13:30 開 会
     日野川流域交流会推進委員長/田中保士
13:35 「サクラマスの駅伝」活動報告
      日野川流域交流会推進委員会事務局/品川 勉
13:50 川の駅活動報告と意見交換
 ①「住民と産学官でのユスリカ退治奮闘記」
      御清水川を愛する会 代表/前田照美
 ②「鞍谷川の現状と課題を考える」
    鞍谷川ワークショップ 代表/木津勇二
 ③「現状の河川環境の中で生き物と共生する方法」
    河和田自然に親しむ会 代表/谷口真栄
オープニングVTR 全国大会へのプロムナード
15:00 みんなで盛り上がろう!
全国大会「川人の共感」のおもてなし
 ① 全国大会の意気込み
本大会開催まで、もう間もなくです。
ここで、本大会の実行委員長の廣部より熱いメッセージをお届けします!
実行委員長/廣部英一
 ② ファシリテーターのビデオ映像紹介
大会を盛り上げる4名のファシリテーターをご紹介いたします。今回のファシリテーターは、みなさんの分科会の活動のより良い進行と理解を深めるためのサポートの役割をお願いしています。なお、このファシリテーターの方々は、2日目のパネルディスカッションにおいてパネラーにもなっていただく予定です。
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★高津琴博氏(たかつ・ことひろ) (福井県大野市)
「NPO法人田んぼの学校」越前大野学校長 
   ※当日出席し紹介した。
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★北川健司氏(きたがわ・けんじ)(岐阜県岐阜市)  「NPO法人広域防災水難救助捜索支援機構」副理事長
「川に学ぶ」体験活動全国大会が、私の住む岐阜のおとなり、福井県で開催される事を喜んでいます。
会場で知り合いになって、是非岐阜にも遊びに来ていただきたいとおもっています。
(岐阜のいいところ紹介しますよ)
日野川には多くの活動団体が集い、活発な活動がされています。地元のみなさんとの交流や情報交換を楽しみにしています。
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★千葉よう子氏(ちば・ようこ)(北海道帯広市)
「帯広NPO28サポートセンター」理事長
「子供にとって川は生きた教材。自然環境を知ることはその土地の文化・生活を知ることになる。川の専門家が増えれば、必ず教育にもプラスになる」と訴える。
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★平野憲司氏(ひらの・けんじ)(大分県南海部郡)
「NPO法人広域防災水難救助捜索支援機構」
私たちは、川での事故防止の啓蒙活動や災害時や事故の捜索活動を行なう、NPOとして活動しています。
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■全体プログラムへのご案内
実行委員会企画・運営部/田中謙次、上木正行
 ③ A分科会へのご案内/渡邊光一
 ④ B分科会へのご案内/伊藤喜右ェ門
 ⑤ C分科会へのご案内/石川君代
 ⑥ D分科会へのご案内/谷口義幸
 ⑦ 予算の審議 廣部実行委員長
 ⑧ 決起「がんばるぞ!エール三唱」
「川の駅」のみなさん!たのしく、
真心を込めて全国の「川人」と
体験を通して共感し心に
残るおもてなしをいたしましょう!
8月21日22日の大会本番で
お会いしましょう!
15:30 閉 会  
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□ フォーラム・テーマ 
  『川の駅のおもてなし「川人の共感」』
全国の私たちと同じ理想で活動している「川人(かわど)」たちが日野川流域にやってくる。「川の駅」が、日頃主体的に取り組んでいる「川に学ぶ体験活動」に参加し、共に体験する。この友好的交流体験から、課題を掘り起こすとともに共有化をはかり、真に「川に学ぶ社会」の実現をめざす方向性を見つけだしたい。
□推進委員会主催要旨
川と人とのいい関係「サクラマスの駅伝」 フォーラム in 日野川も早4回目を迎え、地道な活動成果が確実に表れている。これは、川の駅活動団体の方々、専門家の皆様、そして行政のパートナーシップのいい関係が緩やかに実ってきた成果だと信じている。昨年度の3活動の成果を報告する。
1.新しい川の駅が今立町鞍谷川で誕生した。
2.日野川河道内の樹林を伐採するための住民と行政と自然保護団体との合意形成に役立つ活動行った。
3.サクラマスやアユが遡上できる2カ所目の魚道の改修工事が行われた。
そして今年度に入り3活動成果を報告する。
1.文部科学省と国土交通省及び環境省の「子どもの水辺推進会議」プロジェクト「子どもの水辺サポートセンター」に、3つの 「子どもの水辺」 を登録しました。
①今庄町田倉川に「アカタン川人クラブ」
②南条町日野川に「南条エコリバークラブ」
③武生市浅水川に「トミヨの棲む治左川清流」
です。
それぞれの水辺には、教育委員会と河川管理行政そして市民団体が構成員となって、水辺に子どもたちの賑わいを実践していくこととなった。
2.川の駅「田倉川と暮らしの会」が活動している「アカタン砂防フィールドミュージアム」の歴史的砂防施設9基が登録有形文化財に登録された。
3.福井県で初めての「川の初級指導者養成講座(第1期)」を開催した。県外からも含めて28名の川に学ぶリーダーが誕生した。
以上のような活動が全国の川人に伝わって、いよいよ、川に学ぶ活動全国大会開催へと向かことになった。
「サクラマスの駅伝」は勢いついてきた感がある。私たちはさらに流域間の活動交流を深め、全国の川人たちとも連携しながら、体験や知識を蓄積していきたい。そして真に「川に学ぶ社会の構築」を目指していこう、と呼びかけた。

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2004年6月20日掲載

『福井県川の初級指導者養成講座(第1期)』の開催

福井県ではじめての、『福井県川の初級指導者養成講座(第1期)』を平成16年6月12,13,20日に開催いたしました。
20名を超える参加者が、川で遊ぶ中で起きる危険から身を守る内容について受講しました。
詳しくは、活動報告書の中に記載があります。

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2003年11月24日掲載

ブナ自然林の四季を探索しよう

日野川流域交流会 川の駅交流会in「今立」
『ブナ自然林の四季を探索しよう』   平成15年11月24日(祝)開催
9:00 大滝神社下宮集合~奥の院へ ~昼食~下山~寿喜娘酒蔵で談笑~14:00解散
本来、伯耆(ホウキ)大山より東方の日本海側の山稜は、冬の積雪の恵みによって縄文文化以来の遺産ブナ帯の姿を守っているはずでした。しかし近世以降、人口密集による開発で、ブナの自然林はその姿を消し始めましたが、今立町大滝の権現山(標高326M)は、紙祖神川上御前を祀る「奥の院」の神域として今もそのブナの社叢林は護持されて、山頂にあっては豊かな清水が湧き出しています。「緑のダム」といわれる樹齢350年のブナの森の水源地に立って、四季折々の自然誌を学びました。
2003F
当日は、まず大滝神社についてのご説明を宮司さんよりいただいた後、30分ほどかけて、斉藤寛明先生(植物学)の解説と共に山頂まで歩きました。山頂へ近づくにつれ、次第にブナが見られるようになり、
2003H
さらに山頂には樹齢千年はあろうかという大きな杉の大木が私たちを歓迎してくれました。奥の院には、湧き水があり、昨今の渇水時でも枯れることがなかったそうです。参加者は、ブナ林とその自然が作り出すパワーに圧倒されました。
2003G
その後、昼食をしながら、山の大切さ、山を守っていくことの大切さについてみんなで話し合いました。

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2003年2月15日掲載

フォーラム2003~住民参加といい川づくり~

フォーラム2003~住民参加といい川づくり~
主催 日野川流域交流会
共催 NPO法人ドラゴンリバー交流会・武生商工会議所建設業部会
後援 福井県土木部河川課・国土交通省近畿地方整備局福井工事事務所
2003年、3回目となるフォーラムは、2月15日(土)に今回のテーマは、「住民参加といい川づくり」。私達はこれからの川づくりにどう参画すべきなのでしょう?参加者全員で話し合うフォーラムとなりました。
2003Aフォーラムでは、まず、私達日野川流域交流会のこれまで2年間の活動報告を発表しました。つづいて、「川の駅」活動報告として、農山村環境研究会より松ヶ鼻土地改良区の林貢司さんが「松ヶ鼻頭首工での住民活動」と題してお話頂きました。
農業の合理化のもと用水のパイプライン化を進めており、反面、既存の用水路に水を流さなくなれば魚、虫、鳥はいなくなるとの懸念がある。そこでまず、現在どのような生物がどこに生息しているのかを、水路での生物調査をおこなった。こういう調査をもとに今後の地域整備に活かしていきたい。

2003B農山村環境研究会は今後も、農山村環境に視点をおき、日常生活の中から関心がもてるよう、自然との共生のための啓蒙活動を進めていきたい。地域住民全てのほんの少しの意識の変化に繋がればと考えている。「昔はよかった・・・。」とか現在を否定するのではなく、自然とふれあえる、そんな時間や空間を共有できる。そんな活動をしていきたい。

2003Cつづいてみんなで話し合うパネルディスカッションが行われました。
パネラーは、
上流域住民を代表して、権八 實 氏(田倉川と暮らしの会・会員)
専門家を代表して、松田 隆喜 氏(県立丸岡高等学校・教員)
企業を代表して、谷口 裕朗 氏(丸高コンクリート工業㈱・役員)
行政を代表して、塚本 勝典 氏(福井県土木部河川課・課長)
また、アドバイザーとして、
三谷 政敏 氏(NPO法人ドラゴンリバー交流会・理事長)
倉内 公嘉 氏(国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所・所長)
そして司会は、田中 保士 (日野川流域交流会推進委員会・委員長)
2003Dまず、今回のテーマ「住民参加といい川づくり」にちなんで、“いい川”の定義づけについて、権八氏からは、山間部の保水能力が低下していることに触れ、「上流域では過疎化の進行が山林の荒廃に拍車をかけている、いい川づくりには、農山村の復権が大切である。」と訴え、魚類の専門家 松田氏は「普段は物言わぬ魚の立場から言わせてもらうと、生態系の中でサクラマスはより強い方、より弱い魚が戻ってこなければ“いい川”とはいえない。コンクリートで固められた川では、弱い魚は生きていけない。」とこれまでの川づくりの弊害を訴えました。また、「“いい川”とは時代と共に変化していくもの。地域の住民、風土の価値観で判断すべき。」という意見も出されました。
会場からも、「有機農業などで田んぼには少しずつ生き物が戻るようになってきた。しかし、コンクリート3面張りの用水路では、連続性がない。」などという意見も出され、まずは自分達の身近にある里山や小川を見直して、大切にしていくことを確認しました。
2003E
また当日は、各川の駅の方々が
普段の活動内容を発表する
ポスターセッションが行われました。
2003I

王子保小学校の5年生が
人工受精の段階から飼育に取り組んでいる
サクラマス(ヤマメ)の稚魚も参加!
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2002年9月7日掲載

サクラマスのふるさと探検とそば打ち体験

秋、サクラマスは産卵をするために谷川へと上ります。今回は、今庄町そば道場を会場に、「サクラマスのふるさと探検とそば打ち体験」を開催しました。つまり、サクラマスが産卵していた今庄町を訪れ、産卵について学習する取り組みです。
この日は、学術的立場から、サクラマスの産卵について武生東小学校校長で魚類の専門家の長谷川先生からお話いただき、つづいて、孫谷川の語り部・豊岡さんより、50年前今庄町でサクラマスが産卵していた様子を語っていただきました。
つづいて実際に谷川までいき、どういったところでサクラマスは産卵していたのか、現場を探検しました。残念ながら、50年前とは環境が変わってしまい、当時の面影は見当たりませんでした。
2002D日時:2002年9月7日(土) 会場:今庄町そば道場
21世紀は水の世紀といわれています。
私たちが住むこのふるさとが、魅力ある地域、魅力ある日野川にするためには、私たち一人一人が、川作りに積極的に参加することではないでしょうか。今後も、日野川流域交流会は、皆様と共に交流・連携しながら、魅力ある地域づくり、日野川づくりにかかわっていきたいと願っています。

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