日野川流域交流会 川の駅交流会in「今立」
『ブナ自然林の四季を探索しよう』 平成15年11月24日(祝)開催
9:00 大滝神社下宮集合~奥の院へ ~昼食~下山~寿喜娘酒蔵で談笑~14:00解散
本来、伯耆(ホウキ)大山より東方の日本海側の山稜は、冬の積雪の恵みによって縄文文化以来の遺産ブナ帯の姿を守っているはずでした。しかし近世以降、人口密集による開発で、ブナの自然林はその姿を消し始めましたが、今立町大滝の権現山(標高326M)は、紙祖神川上御前を祀る「奥の院」の神域として今もそのブナの社叢林は護持されて、山頂にあっては豊かな清水が湧き出しています。「緑のダム」といわれる樹齢350年のブナの森の水源地に立って、四季折々の自然誌を学びました。
当日は、まず大滝神社についてのご説明を宮司さんよりいただいた後、30分ほどかけて、斉藤寛明先生(植物学)の解説と共に山頂まで歩きました。山頂へ近づくにつれ、次第にブナが見られるようになり、
さらに山頂には樹齢千年はあろうかという大きな杉の大木が私たちを歓迎してくれました。奥の院には、湧き水があり、昨今の渇水時でも枯れることがなかったそうです。参加者は、ブナ林とその自然が作り出すパワーに圧倒されました。
その後、昼食をしながら、山の大切さ、山を守っていくことの大切さについてみんなで話し合いました。
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