投稿者「環境文化研究所」のアーカイブ

2005年7月15日掲載

田舎で暮らす2泊3日

夏休み!里山で遊ぼう・里地で学ぼう! ~はじめの一歩~
武生・白山地区 第1回エコロジーキャンプ
田舎で暮らす2泊3日
主催:福井県武生市しらやま振興会
共催:福井県、武生市
協賛:武生ロータリークラブ
協力:環境省、福井大学教育地域科学部、仁愛大学、福井工業高等専門学校
後援:福井新聞社、福井放送、福井テレビ
定員:各回25名
対象:小4年~6年生 (※定員になり次第締め切ります)
参加費:18,000円 (※2泊7食 傷害保険込み)
集合・解散:JR武生駅
――――――――――――――――――――――――――――――――――
Aコース 8月6日(土)~8日(月)
●テーマ:ビオトープを創ってみよう!
○プログラム案
・1日目「メダカの学校で学ぶ」
「夕食づくり」
「分校跡にてテント泊まり」
・2日目「放棄された水田でビオトープづくり」
「ドキドキ・ワクワクエコツアー」
「地元農家にもらい湯」
「地元のお祭りに参加」
・3日目「お土産作り」
「作ったビオトープの観察」
「地元の人・生き物・植物たちに感謝する」
「全体のふりかえり」
——————————————————————
Bコース 8月19日(金)~21日(日)
●テーマ:ため池と里山の探検
○プログラム案
・1日目「ため池探検ツアー/自転車での移動」ため池で遊ぶ・炭焼きのお手伝いをする
「分校跡にてテント泊まり」
「夕食作り」
・2日目「里山で1日遊ぶ/樹を切る・運ぶ・創る」
「ハシゴ・小道・ツリーハウスを創る」
「ドキドキ・ワクワクエコツアー」
「分校跡にてテント泊まり」
・3日目「お土産作り」
「全体のふりかえり」
「もう一度遊んだ里山へ!」
「地元の人・生き物・植物たちに感謝」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■お申し込み方法
1.第1回エコロジーキャンプ(○○コース参加希望)
2.氏名(ふりがな)・学年・性別・住所・郵便番号・電話・メールアドレス
3.参加の動機
4.何を通じてこのプログラムを知ったか?
以上をご記入の上、下記まで『はがき、FAX、メール』のいずれかでお申し込み下さい。
□お問い合わせ・お申し込み先(しらやま振興会)
〒915-1204
福井県武生市都辺町36-84(白山公民館内)担当:佐竹まで
電話(0778)28-1045 FAX(0778)28-2071
メール S-shinkou@es.ttn.ne.jp
URL http://www2.ttn.ne.jp/~s-shinkou/
キャンプちらし pdf(2.81MB)

Facebook にシェア
[`evernote` not found]
[`yahoo` not found]

カテゴリー: イベント情報 | Comments (0) | トラックバック (0)
2005年7月13日掲載

人と川とのいい関係・フォーラムin2005 報告

人と川とのいい関係・フォーラムin2005
「福井豪雨あれから一年 川に問い、山に聞く。」

2005年7月9日(土)13:30~16:00 今立町生涯学習センターで開催しました。
参加者は220名
P1040446
開会ご挨拶
【木津進行役】
(社)近畿建設協会の支援を受けて実施したことを紹介する。
【辻岡今立町長挨拶】13:35
被災後1年災害対策におわれてきて感じたことは、変化してきた社会環境や生活圏と人以外の自然環境圏との折り合いがつかなくなったことに要因があると思う。福井豪雨を貴重な体験として今後活かしていきたい。昨年福井豪雨直前に町内の山地でヒダサンショウウオの生息を発見した。まもなく豪雨で生息地が流されたがその後再び生息を確認できた。人の誕生前から生息しているサンショウウオは、進化と共に生きる知恵を持っている。人と生物がいい関係、いい折り合いを大切にして行くことである。福井豪雨後1年を経過して人と生物の共存と未然の防止策を話し合い学びたい。
【基調影像】DVDにて放映30分
dvd「あすは夏越-福井豪雨の4時間半-」
2005年28分
制作:田中保士/演出・聞き手:渡邊光一
撮影・編集:東正一郎/ナレーション:飴田彩子
資料提供:気象庁、国土交通省近畿地方整備局足羽川ダム工事事務所、福井ケーブルテレビ会社、福井県今立土木事務所、前田正治、森永泰造、池田町、美山町/協力:蔵作の皆さん、福井市映像文化センター
企画:日野川流域交流会

フォーラムの発言要旨 14:20~16:00
「福井豪雨 あれから1年「川に問い、山に聞く。」
P1040454
【山内取材・進行役】
映像を見ていると、昨年取材に駆け回った被災地を昨日のように思い出します。蔵作、下池田、そしてここ今立町。どこも一面、茶色、泥とほこりの世界でした。これほどの広大な被害を受けた古里がどうやって元に戻っていくのか、当初は想像すらつきませんでした。あれは発生から3日目の朝でしょうか。今立町ボランティアセンターの立ち上げに訪れたとき、ふくい災害ボランティアネットある幹部の女性が悲鳴を上げるように駆け寄ってきました。そう、学校の先生の細川かおりさんです。「被災者は大変です。家が傾き、破壊され、ぼう然としています。もっと今立のことも報道して。そして、ボランティアがどんどん来てくれるように。お願い」。祈るように話していたあの言葉が心に焼き付いて離れません。
あれから1年。現在1面で掲載しております1周年の連載企画の取材で、あらためて被災者の方々を訪れています。いろいろお話をうかがっておりますと、被災者の心の中には、今も深く傷跡は心に刻まれていると感じております。しかし、そういった中にもわれわれは、着実に復興の道のりを歩んでいかねばなりません。その道筋を考えるに当たり、あの災害の教訓は何だったのか。川や山は、自然はいったい何を訴えかけていたのか。1年を契機に、もう一度腰を据えて考え、ここにおられる皆さんの体験、ご意見をうかがいながら、よきヒントを導きだしていければと考えております。
そうしたことから、今回の私の位置付けはコーディネーターといった呼び方ではなく、聞き役、みなさんを代表する取材者といった視点から進めさせていただきたいと思っております。どうぞ会場の皆さんも、ご自由に発言してください。また、ご意見をうかがわせていただくこともあろうかと思います。どうぞよろしく、お願い申し上げます。
【高松】
当時は集落全部が流れて無くなると思った。県内外のボランテアのおかげで1年経って復旧し、災害があったと思われない復旧である。水道の復旧が早く効果的であった。
ボランテアが毎日300~400人多い日は500人に及んだ。毎日の受け入れと作業の指図がとても効率よく行われた。蔵作は泥でなく岩石、石が家屋内や敷地に流れ込んでいる。スコップや1輪車では歯が立たない。そこで岩石や石を1個ずつ手で運び出した。気の遠くなるような作業と思われたが、見事に運び出してしまった。とても暑い日の作業は15分ごとの交代で休息をとりながら整然と安全な作業が行われた。
住民の絆が力を発揮した。ババーズに象徴される集落の団結力である。砂防堰堤7基が入ってきたが、つぶれ地(用地)提供を快く協力してくれる。
森林組合に従事する関係から、収入源を多くすることが課題だ。そのために炭を作り、植林化してきた。スギ植林が悪者扱いにされているが、適地適木が必要だ。
災害の後イワナが生息しているのを見つけた。
【江端】
住民は当日早朝から公民館に集まっていた。恒例の社会奉仕の日である。降雨が激しくなり、白いカーテンがぶら下がっているような轟音と豪雨を古老たちは初めて体験した。
8時半役場に連絡撮ったが電話は不通、携帯電話は圏外。10時過ぎ若い住民3人が状況を見に山を下ったがとても通れる状態でなく、金見谷入り口の橋に流木が山ほど引っかかっていた。今度は谷口へ林道を見に行った。
役場の対応が待っていられないので、自分たちの道は自分たちで確保しようと相談した。集落は老人が多かったが、軽トラックが通れる道を確保して避難した。
山が深いところは陽が当たるように管理すれば、水田に必要な水は確保できる。災害が少なくなると川は曲がりくねっていたのに真っ直ぐに整備して、余り地を田んぼにしたところは全部流失した。川整備は無理をしないで、自然に保たれた地形に合った整備をすべきだ。
山の管理を丁寧にすべきだ。集落では昔から木挽きして板にしていた。早めに枝打ちをしてきた。
川にヨシが増えてきた。親しみやすい川にしてほしい。昔はマスが金見谷の堰堤まで上って来ていた。
【奥田】
大滝住宅や紙漉工場170戸中108戸が被害を受けた。神宮川、岡本川が溢れ道路が川になった。大滝の対策本部の設置は早く、ボランテア受け入れは翌日から行われた。毎日50~60名のボランテアが来てくれた。
最初は各戸から出されたゴミは分別せず処分したがすぐに分別を始めた。そのような素早い対応で10日間で終わった。
砂防ダムの近くに公園を作りそこに森をつくっていきたい。大滝の神宮川沿い改修によって潤いの空間にしていきたい。災害のない町づくりにがんばっていきたい。川にゴミを投げないようにします。
【渡邊】
P1040479大雨でなく滝と大風が凄かった。棚田の放棄ちのスギ造林が総て流木となった。棚田は減災の知恵と思われる。水を蓄える機能と排水機能とダム機能を有している。災害は忘れた頃にやってくる。日本(東洋)はヒマラヤから季節風が毎年やってくる。半年ごとに禊祓(みそぎはらい)儀式があったが、暦を忘れてしまった。大滝はごみの処理と対策本部立ち上げ、蔵作はボランテア作業と水道管の素早い復旧、横住は住民連携が目立った。
アリやハチは集団で家を直す。大滝神社の社叢林のブナ樹林は、今年が6年に1度のブナの実の豊作で350年生きている。3代で1000年生きる。河川の総延長1200もあり、行政だけでは無理。防御ではなく減災の工夫を取り入れた新たな流域づくり政策に転換すべきだ。
【名津井】
自然環境や河川行政が変化している。年間雨量が減っている。気温が年1度ずつ上昇している。水害被害が平成10年から10倍に急増している。河川行政も明治9年治水、昭和9年治水と利水、平成9年治水と利水と環境と総合的な河川行政に変化してきた。
災害を最小限にするためには、住民の連携が大事だと思う。管理河川延長1200kmの川の行政には限界がある。機動力にも限界がある。現在降雨後3時間後の予測を伝達する仕組みを急いでいる。
地元は、ボランテアの動ける仕組み、地元のリーダーが行政と連携していく仕組み、組織づくりをしてほしい。
一定規模以上の雨量がいつかくると予測しているが、これに対応した整備は、何倍もの川幅にしなければならない。それは無理である。工業団地などの開発に対応しきれなかった。  水海川のような樋河川(谷を見ると川に沿って同じ幅の平地がある)はまれで、殆どが熊の手のような地形なので、降雨は早く流れ出るので早めに対策をとる必要がある。
河川整備を単一化しすぎてきた。今後は自然に近い災害の少ない川づくりをしていきたい。それには住民の合意形成が必要となる。
【山内】
東京湾と鹿児島湾のどちらが多くの魚が生息しているか会場に聞いたところ、東京湾に多くの手が上がった。川の多い東京湾と川のない鹿児島湾の比較に有るように、川の恵みこそ重要である。21世紀に向け、100年かけて災害復旧から、よりよい水の循環までつなげていこうとするなら、復旧に携わるわれわれが、将来を見据えて出発していかねばならない。
そして、あるべき次の災害に備えないといけない。川に問い、山に聞きながら、先人から受け継いだ減災文化をいかに将来へつなげていくか。みなさんが歩み出す上で、きょう出た内容が、よき参考になればと願っております。よき古里の発展をお祈りして。
閉会ご挨拶
【木津】自助、協助がこれからの地域社会づくりの原動力になる。鞍谷川ワークショップは子や孫のために人と自然の共生していきたい。
――――――――――――――
記録整理責任 田中保士

(さらに…)

Facebook にシェア
[`evernote` not found]
[`yahoo` not found]

カテゴリー: 活動レポート | Comments (0) | トラックバック (0)
2005年7月8日掲載

川ガキの川流れ・魚採り 体験コース わくわくリバー・カヤック 体験コース

川ガキの川流れ・魚採り 体験コース
taiken
暑い夏に、冷たい川に入って川を流れてみたり、魚採りを体験します。
夏休みの思い出に、川ガキになってみませんか!

○体験内容
・川ガキの川歩き
・川ガキの川流れ
・網で採る魚採りの体験
日時:7月23日(土) 13時半~16時
場所;アカタン砂防フィールド・ミュージアム
(南越前町古木 リトリートたくら横)
持ち物:濡れても良い服装(肩を露出しない格好)と靴、着替え、タオル、飲み物など
参加費:300円(保険料他)  定員:30名(先着順)  締切:7月20日(水)17時まで
わくわくリバー・カヤック 体験コース
kanu-
日頃なかなか体験しない、リバーカヤック。コックピットから見える川の景色はチョーグッド!カッパみたいにすいすいと川面を下ってみよう!体験コースなので初めての方でも安心して乗れます!

○体験内容
・カヤックの体験
・その他イベント企画中
日時:8月6日(土) 9時~15時
場所;アカタン砂防フィールド・ミュージアム
(南越前町古木 リトリートたくら横)
持ち物:濡れても良い服装(肩を露出しない格好)と靴(スポーツサンダルなどでもOK)、着替え、タオル、飲み物、お弁当(リトリートたくらにレストランがあります)など
参加費:500円(保険料他) 定員:30名(先着順) 締切:8月3日(水)17時まで
申込み:
日野川流域交流会オープンハウス 田中保士まで TEL&FAX (0778)25-6051

主催/日野川流域交流会、子どもの水辺「アカタン川人クラブ」
協力/田倉川と暮らしの会、子どもの水辺「南条エコリバークラブ」、環境文化研究所

Facebook にシェア
[`evernote` not found]
[`yahoo` not found]

カテゴリー: イベント情報 | Comments (0) | トラックバック (0)
2005年7月7日掲載

人と川とのいい関係・フォーラムin2005

福井豪雨 あれから一年
『川に問い、山に聞く。』
それは2004年7月18日に起こりました。
旧暦の「名越(なごし)」(みなづき祓い)で梅雨明けの日曜日。
早朝のことでした。
福井県嶺北地方の大野盆地の武生盆地に峡まれた山間地は、
ザアーッと四時間半ばかり、
バケツを空けたような激しい大雨が降りしきり、
不安と恐怖におののきました。
越前中央山地の段々の棚田に植えられていた根の浅い四十年杉が、
土石流となって倒れ、麓の聚落の人家を襲い、
滝の如き水流は、
足羽川や鞍谷川の峡谷を溢水して流れ、
昼過ぎには一気に大市街地を泥土の中に浸水させてしまいました。
ウソであって欲しい白昼夢の大惨事は現実のまま
「福井豪雨」と名付けられました。
あれから一年が経とうとしています。
新世紀。地球規模で起きるかも知れない異常気象に備えて、
その教訓を川に問い、山に聞くために、
あの豪雨に翻弄された三つのムラの方をパネラーに迎えて
フォーラムを開催いたします。
———————————————————————-
◆開催内容
 期日:2005年7月9日(土) 13:30~16:00
 会場:今立町生涯学習センター
 参加費:無料
◆プログラム
 1.基調映像「4時間半の名越(なごし)に見た福井豪雨」
 2.フォーラム「福井豪雨あれから一年 -川に問い、山に聞く。-」
 3.「川の駅」交流会
<この事業は(社)近畿建設協会の支援を受けて実施します。>
主催/日野川流域交流会
共催/NPO法人ドラゴンリバー交流会、今立町
後援/国土交通省、福井県、鯖江市、池田町、美山町、福井新聞社
事務局/武生商工会議所内 TEL.(0778)23-2020 FAX.(0778)2304234
    担当:上木善憲

Facebook にシェア
[`evernote` not found]
[`yahoo` not found]

カテゴリー: イベント情報 | Comments (0) | トラックバック (0)
2004年8月23日掲載

第4回「川に学ぶ」体験活動全国大会in日野川流域

川に学ぶ体験活動全国大会が、日野川流域で開催されました。
全国から、多くの参加者が見えられ、環境体験活動を通して課題を見いだし、共有し、普遍的方向性を見いだしていくために開催されました。
公開したいことは山ほどありますので、詳しくは報告書をご覧下さい。
川人(かわど)の夜祭りでの郷土料理や盆踊りは楽しかった~!
Report.pdf(1/3)ファイル 3.02MB
report_02.pdf(2/3)ファイル 2.74MB
report_03.pdf(3/3)ファイル 2.16MB

Facebook にシェア
[`evernote` not found]
[`yahoo` not found]

カテゴリー: 活動レポート | Comments (0) | トラックバック (0)