2013.07.28
トミヨと梅花藻 奇跡のタイムカプセル
「治左川を(五感で)楽しもう」 の第1回目が開催されました。
越前市味真野地区にある上真柄町には古くから湧水が流れ、常に14度以下の冷たい水温には、氷河期の生き残りといわれるトゲウオ科の「トミヨ」が梅花藻と共に生息しています。絶滅危惧種に指定されているトミヨの最南端生息地がここ、「治左川」とされ、上真柄町をはじめ地域の団体の方が熱心に保護を行い、町内には今も住民と生活を共にする清流が流れています。
この企画は、損害保険ジャパン・日本興亜損保さまが一緒になって、全国各地の「いきものがすみやすい環境づくり」を行う、「SAVEJAPANプロジェクト2013」の福井県活動として、治左川とトミヨを守る会、日野川流域交流会、NPO法人さばえNPOサポート、NPO法人日本NPOセンターが共催となって開催しました。
治左川は上流の山より伏流した地下水が上真柄町内で湧水指定ます。現在7箇所の湧水地点があり、常に14度以下の冷たい清流を流してくれます。
歴史的にも古くから栄えた集落で、継体天皇のいわれも深い地域です。
この企画は3回シリーズで、この日は第1回目。
真夏の治左川に入っていただき、冷たさやきれいさ、ここでしか生きていけないトミヨと梅花藻を実際に触れていただきました。また、福井県の名水にも選ばれている治左川の地下水を試飲したり、冷たい水で冷やしたスイカや夏野菜も頂きました!(区長さんの差し入れありがとうございました!) また、最後には、地区内で古くから作られている「アブラゲ飯」や郷土料理を御馳走になり、心も体もお腹も大満足になりました。 この活動を通じて、多くの方が治左川に棲むトミヨに関心を持っていただき、いきものがすみやすい環境づくりになることを願っています。
(この日は早朝から町内の方による梅花藻の手入れ中。年に何度か清掃しています)
(治左川の湧水地点を見せてもらいました)
(トミヨが見られる水槽の中をのぞいてます。あっトミヨ発見!)
(治左川の生き物観察中。トミヨの他にどんな生き物がすんでるかな?)
(入ってみました。冷た~い!)
(気持よさそうなので、大人もたまらず楽しんじゃいました!)
(地元の石本さんに捕まえてもらったトミヨ。マジかで観察中です)
(名水を試飲中。うんまいなぁ~!)
(婦人会の方々が郷土料理を作ってくれました「アブラゲ飯」。ありがとうございました)
(おイモの煮つけ。おいしかった!)
(郷土料理は美味さ満点!)
(みんなで食べるとおいしさ倍増!)
(区長さんの差し入れのスイカ。冷え加減絶妙でうまかった!)
(翌週開催される、「そうだ!川に行こう!」のPRもしました)
次回は9月1日、楽しみです!皆さんお楽しみに!!