2013.5.22
本日、日野川の魚の調査が行われました。
越前市内にある松ヶ鼻頭首工。このほど、魚道が全面改修されたことを機に実施しました。
(改修された新しい魚道)
あらゆる関係者の方々が集まり、みんなで調査を始めましたが、この日はアユなど代表的な魚種は魚道周辺には見当たりませんでした。
(大勢で魚の調査中)
今までも、これからも課題となる、頭首工直下までのぼってしまう魚たち。この日はゲートを閉じて、エプロン部などのコンクリートブロック周辺を調べたところ、
なんと、
サクラマス大群!!!
見渡す限りサクラマス!
やはり、堰堤の近くまでのぼっていました。
(サクラマス!発見!!)
(隙間に入り込んだサクラマスの救出作戦!)
(捕獲したサクラマス。全長約45~55cmが多かった)
(ヤマメもいました!)
この日の魚の調査は、サクラマス救出大作戦!になりました。
日野川流域交流会では、「サクラマスの駅伝」を統一テーマに10年以上に渡って、地域団体、専門家の、行政、学校などと連携してきましたが、活動前には考えもしなかった、こんなにたくさんのサクラマスが遡上していることを知り、大感動でした。
しかし、魚道の入口が見つからないのでしょうか。どうしても堰堤までのぼってしまい、更に上流に行くのが困難です。あと一息!人と川とのいい関係を創出するためにも、サクラマスを上流へ戻さなくては。
日野川流域交流会の活動はまだまだ熱く展開していきそうです。
この日の調査で捕まえたサクラマスは、およそ15匹。目視確認等を合わせると、30匹以上はいたと思われます。捕獲したサクラマスはすぐに、堰堤上流で放流しました。
元気な子供をいっぱい産んで、日野川に戻ってこいよ!
(救出したサクラマスを上流で放流)
注)今回は特別な許可を受けて、調査を行いました。サクラマスを勝手に捕獲することは禁じられていますので、ご注意ください。