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2013年4月22日

エルサルバドル探査と発掘結果がついに公開!

2013.04.22

 

昨年の3月、弊社がエルサルバドルで探査を実施したフィールドで発掘による学術調査が行われ、貴重な文化財が発見されました。
本日の日本経済新聞に掲載されています。

 

 


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2013年2月1日

車籠埔断層保存園区 祝オープンしました!

2013年1月30日、記念すべき車籠埔断層保存園区が台中にオープンいたしました。ここでは、実際の断層が見られるほか、様々な地球科学を体験しながら学べるコーナーがたくさんあります。
しかも、4月まではなんと、入場無料!!!
これは、ぜひ早めに行かれることをお勧めします。場所は、こちらです。

開会式典は盛大に執り行われました!さすが台湾といった文化的な式典で、日本とは違った趣向に驚くばかり。晴天に恵まれたとても良い一日でした。

 

 

国立自然科学博物館の孫維新館長のご挨拶)

 

館長のご挨拶によれば、地元の方をはじめ、多くの方がこの博物館の建設にご尽力されたそうで、皆様の努力によってめでたく開館できたと喜んでいらっしゃいました。また、921博物館などとの連携によって、多くの方にご覧いただき、自然科学と活断層について知っていただきたいとのことでした。

 

(お祝いの龍が出てきました!)

(館長にお祝いを申し上げ、記念一枚撮ってもらいました)

さて、今回の台湾への目的は、この博物館の断層斜面の風化を防ぐために、弊社のTOTを使うのですが、塗布技術など技術指導や課題の解決を行うために訪れました。台湾独自の気候や施設環境、土の特性などから、崩れやすい箇所も多いため、TOTでどのように処理するのか、綿密に意見交換をしました。今後はこの斜面を保存していきます。

 

(左側の礫地盤が最大2m近く隆起しました)

 

(実験的に塗布しながら経過観察を実施中)

 

台湾におけるTOTの処理は今回が2例目です。同じ地震によって大破した小学校やグラウンドなどを保存している「921地震教育園区」があり、その斜面の一部を室内展示としています。TOTはここでも活用されています。

 

(921地震教育園区の室内断層斜面の状態を確認)

今回は、こちらも訪問して、状態を確認、メンテナンスの方法など、技術者の方々と熱心に意見

交換ができ、今後の対応についても話題が尽きませんでした。

 

(車籠埔断層保存園区スタッフのみなさんは陽気で笑顔がいっぱい!)

翌日には、地元新聞紙、聯合報」でも大きく取り上げられていました。

 

(2013.1.31 聯合報 記事より引用)

 

多くの被害がもたらされた921大地震ですが、国立自然科学博物館は被害や活断層などを風化させることなく、博物館としていくつかを建設し、後世に伝えていくことがとても重要であると考えていらっしゃいます。活断層に関してこれほどのスケールがる博物館はアジアはともかく、世界の中でもトップクラスの一つだと思います。ぜひ多くの方に訪れていただき、自然の力強さと、防災について感じてもらえたらと思います。

スタッフの中には日本語堪能な方もいらっしゃいますので、安心して見学できます。

台中にご良好の際には、国立自然科学博物館、921地震教育園区、そして車籠埔断層保存園区へ行ってみてください。

そして、斜面を見ながら、風化防止に日本の技術も支援していると思いだしていただけたら幸いです。

 

今回の台湾訪問に関して、開館直前のお忙しい中、多くの方に親切に対応していただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

謝!


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2013年1月29日

台湾断層保存がついに明日オープン!

台湾の台中には1999年に発生した、集々大地震(921大地震)で露頭に出現した逆断層の保存が進められています。今回は当社のTOTで断層斜面を強化保存する技術指導のため、台中にやって来ました。日本でもなかなか見ることのできない活断層がミュージアムとして完成し、いよいよ明日、開館いたします。私たちはオープン記念会に列席もさせて頂きます。
この保存館は、台中の竹山という小さな街にあります。
「車籠埔断層保存園区」という施設で、地質学上はもとより目視できる断層が生で見られる他、地質についても学べる充実したミュージアムです。
今夜は明日のオープンにむけて、職員の方々が一生懸命、最後の準備に大忙し。明日の開館式がとても楽しみです!
近くにこられた方は、ぜひお立ち寄りください(^^)

 

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(オープン真近です!)

 

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(断層博物館は、近くの高速道路からも見えます)

 

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(正面玄関)

 

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(資料館を案内する若い方々も最後の入念なチェック中)

 

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(断層面。礫地盤側が2m近く隆起しました)

 

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(逆側)

 

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(開館に向けて清掃中)

 

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(博物館はドームで覆われてます)

 

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(TOTは台湾の断層保存でも活躍してます)


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2012年11月12日

もんじゅで地中レーダー開始!

活断層が社会的に大きな話題になっている中、「もんじゅ」では地中レーダ探査によって活断層調査が行われるとのことです。

 

(以下、中日新聞CHUNITI WEBより引用)

 

もんじゅ 地中をレーダー探査 原子力機構 12日にも断層調査で

2012年11月10日

 日本原子力研究開発機構は九日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)の敷地にある断層(破砕帯)の追加調査で、地中の様子をレーダーや電流で探る「物理探査」を十二日にも始めると発表した。

 

 機構は今年九月、旧原子力安全・保安院に追加調査計画を提出しており、探査の開始時期は計画通り。順調に進めば、敷地の舗装をはがして試料を採取する「はぎ取り調査」などの着手を、予定している年明けから、十二月末に前倒しするという。

 

 追加調査では、原子炉補助建物の直下にある「a断層(破砕帯)」と海岸近くの「f断層(破砕帯)」の活動性や、敷地南側で断層の可能性がある地形「L-2」を調べる。結果は来年三月にまとめる予定。 (梅野光春)

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2012111002000205.html

 


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2012年5月30日

200万年前の海の地層と化石保存

土と石の強化保存剤TOTで、200万年前ごろに海で堆積した地層を保護しています。砂と泥の互層状で、貝類の化石もたくさん出土しています。現地は宇刈里山公園として利用されています。手で触るとボロボロと崩れますが、観察斜面は保護しましたので、見た目は自然の状態のまま風化に耐えられるように硬くなっています。20120530-094236.jpg20120530-094250.jpg20120530-094259.jpg20120530-094308.jpg

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2012年4月6日

立山連峰に「氷河」が3カ所も国内初認定!

大きなニュースが飛び込んできました!

 富山県の北アルプス立山連峰で発見された巨大な氷の塊について、日本雪氷学会は2012年4月4日までに、日本初の氷河と認定しました。極東地域で、ロシアのカムチャツカ半島より南で氷河が確認されたのは初めてです。立山カルデラ砂防博物館の調査に基づくもので、5月発行の学会誌に掲載されるようです。

 同博物館の研究チームは昨年9~10月、岳(2999メートル)の小窓雪渓にある長さ約900メートル、三ノ窓雪渓の約1200メートルの氷塊で高精度の全地球測位システム(GPS)を使って観測を行い、1か月間で最大30センチを超える流動を確認されました。立山・雄山(3003メートル)の東にある御前沢雪渓の約400メートルの氷塊でも、2010年と11年にいずれも1か月当たり10センチ以下の流動を確認されたようです。

 当社では、1997年の秋に御前沢雪渓の隣にある、内蔵助雪渓にて探査を行いました。雪渓の内部構造を把握するためのもので、地中レーダ探査(GPR)を背負い、同博物館や富山大学チームと共に登山しました。地下レーダ結果からは内部に分布する落石の傾向や堆積層分布を明らかにし、雪渓構造の把握に貢献しました。

(当時の探査風景。pulseEKKO_IVとpulseEKKO1000を使用し、落石に注意しながら探査)

 

 今回の国内初認定に関係者の皆様にお祝いを申し上げます。また、一連の雪氷調査に微力ながら関われたことに感謝申し上げます。この認定を機に、雪氷に関する地球資源や異常気象など様々な研究が発展されることを願っております。

氷河へ探査に出かけてみたいものです。

 

関連記事

http://matome.naver.jp/odai/2133350092315345701

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120404-OYT1T00893.htm

 


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2012年3月4日

遺跡探査

地下レーダーを用いて遺構の探査を行っています。今回は石像の発見目指してピラミッド周辺を探査中です。

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2012年3月3日

マヤ文明の遺跡探査

遺跡探査を実施するため、チャルチュアパ市にある、カサブランカ遺跡に居ます。写真はマヤ文明のピラミッド。更なる発見を目指して今日より本格的に探査を始めます。

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2011年7月6日

巨大地震 海底地すべり 保存処理

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(処理された海底地すべり面。複雑な地層がとても貴重。)

千葉県南房総市白浜地係において、 農業用道路建設中に特殊な地層が発見されました。 この特殊地層は、約200~300万年前の地震によって、 海底の砂層が液状化し、破壊した地層が不規則に堆積・隆起したもので、 露頭からその様子がうかがうことができます。 この露頭斜面は、地震による海底地すべりの詳細を把握する上で 大変重要な資料であるので、 学術面および地震防災意識の啓発面で活用が期待されています。 斜面の保護工では一般的に、露頭を被覆する工法が用いられますが、 今回、 土と石の強化保存剤TOTを用いて、 地盤の耐候性向上を図り、露出した地層面を保護を実施しました。

http://www.geology.co.jp/weblog/wp-content/uploads/2011/07/PICT7245.jpg
(TOTの塗布作業中

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2009年7月9日

石質門柱の強化保存修復事例

1.概 要
この門柱は、昭和5年(1930)に造られた学校の石造門である。79年を過ぎた現在も、地域の遺産として歴史を刻んできた石造門は、まさに貴重な『歴史的文化財』である。
現在では、風化等の影響で門柱の一部は亀裂や剥落が発生し、10年程前の修復工事の後も剥落が再発している。
2.保存処理の目的と方法
門柱は、吸水性が高い砂岩を使用しているため、風化による亀裂・剥落が激しく、建立当時の姿が徐々に失われつつある。1999年秋には一度、補修工事が行われた。工事では、風化による埋没部の復旧、劣化ブロックの入れ替え(補填)、補填石(凝灰岩)を補色処理、基礎の吹き付けなどが行われた。しかし、9年を経過した現在では、補色材が薄層剥離によって露出したり、目地も損傷したりと、損傷が著しい状態であった。
今後は内部まで雨水が浸水することで、更なる劣化が危惧されるため修復が必要とされた。


保存処理作業中

3.強化保存処理


処理前後の比較
上段・・・門柱正面(砂岩質)
下段・・・門柱裏面( 〃 )
補修跡の剥落やスプーンカットのような角を補填した。


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