日野川流域交流会の活動をふりかえり

サケの遡上と誕生を機に、日野川流域交流会のこれまでを振り返ってみます。

日野川流域交流会は、人々の関心を高める魅力ある日野川を実現させるため、源流域から下流域まで運命共同体として、流域住民が交流連携しながら川づくり活動を1999年から展開してきました。

50年前の日野川にはサクラマスが大量に遡上してきましたが、バリアや流量、水質などの環境変化で、下流で止まっていました。

私たちは「サク ラマス が遡上する川こそ、人にとってもいい川だ!」を合い言葉に、川についての正しい知識や生態系の現状などを理解しながら、知恵を出し合い上流まで駅伝のよう にサクラマスを遡上させるために、活動統一テーマとして「サクラマスの駅伝」を掲げて、「連携交流活動」を行っていきました。

―あれから約13年。川のバリアが徐々にフリーになり、川の環境も本来の姿に戻りつつあります。

2009年には、日野川の砂礫環境と水際環境、生き物移動の連続性等の保全と再生を目指した地域連携活動の取組みを更に向上すべく、新しいプロジェクトとして「日野川に砂礫河原をとりもどす会」を発足し、川の砂礫化を市民で実証実験したり、川に関心を持っていただくイベントを開催したりして、多くの流域住民の方々や他の河川の方々とも関わりを持つことができました。

そして、2011年11月、砂礫河原化が進行する日野川にナント「サケ」が61年ぶりに戻ってきました!そして産卵したのです

現在、流域の子供たちが(別の卵ですが)里親になって卵を孵化させ、今まさに小さな命が徐々に誕生しています。

とても感動的で、これ以上ない喜びがあります。

これからも、新たな命と自然豊かな環境を、源流から下流域までの域住民全体で育んでいきます

日野川に砂礫河原をとりもどす会 
日野川流域交流会

文責/日野川流域交流会 監事  田中謙次

Facebook にシェア
[`evernote` not found]
[`yahoo` not found]

カテゴリー: サケの成長日記 パーマリンク

トラックバック

この記事のトラックバックURL

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Blue Captcha Image
Refresh

*